終わってしまいましたね。再放送とは思えないほど、考えさせられるドラマでした。
最後は彰の転校、そして海の中でのじゃれあいと、フアンサービスもあったりして、楽しい終わり方でした。私としては、これで何か美味しいものでも食べなさい、と財布から、割り箸を出した校長がツボでした。
そうなんです。この番組は脇役がいい味出しているんです。先生方はもとより、豆腐屋のおっちゃんや忌野清志郎、お父さんや弟君もいいですねー。さりげなくいいこと言うんです。脇がしっかりしてるから、主役3人が伸び伸び演技できるのですね。
しかしクラスメートはイマイチでした。このドラマの最大の敵は、どっちにも転ぶ主体性のない大衆でしょうから、それを表しているのかなと思いました。
このドラマが今再放送される意味、もちろん次の番組の宣伝が一番なんでしょう。でもコロナ禍の中で、みんないろいろ考えさせられたと思います。
うちの子も高校生ですが、高校に行きたいと見るたびに言ってました。いじめとかも出てくるけど、古すぎて、見につまされないとのこと。リアルじゃないって、ある意味いいことですね。
そして私は、そこが無責任な大衆が集まる中でも、出て行って、そこで生きていかないといけないと思うのです。コロナ禍でよく分かったけど、人間一人じゃ生きられない。もちろん、まりこのように毅然と生きていければいいけど、それは恵まれた容貌と、家庭環境がもたらした特別な物を持っているからで、普通の高校生じゃ無理ですね。もちろん五十代の私でも無理ですが、昔よりは生きやすくなったと思います。80代になったらまりこになれるかも⁈
というわけで野ぶたロスに、親子共々陥っているのでした。また、はまれるドラマに出会えますように。